自己顕示欲こそ人間の生きる道
人に存在を認知してもらう事こそが、
人間の生きる本質である。
隠れて生きる動物との、大きな違いの一つである。
またここで言う「人」とは、
人としての「自分」も含んでいることが、とても重要な要素である。
いくら他人に認められたとしても、
自分で納得できなければ、自分で自分を認めてることが出来なければ、
自己顕示欲は永久に満たされない。
自分を認めていない人を他人は認めないかもしれないし、
他人に認められないと自分を認めることは難しい。
まさしく陰と陽のように、中庸であってこそ初めて
自己顕示欲は満たされ、人として生きることの意義を達成できる。
ただ人によって満足条件が違う。
自分を含めたった一人にさえ認めてもらえればよいと、
そう考える人もいるだろう。
ただ反対に、何十人、何百人、何千人、何万人と、
多くの人間に認知されないと満足されない人もいる。
それはまた段階的な物かもしれない。
一人に認められさえすれば、二人に認めてもらいたくなり、
二人に認められれば、三人に、というふうに、
膨らんでいくこともままある。
それをコントロールしたり、諦めたりするのも、
人間の生き方だと思う。
ただ一つ言えるのは、自分を自分で認めてあげることが、
最も簡単で単純な手段であるということ。
そのあと、認知してくれる人を増やしたいかどうかは
それはその人の「生き方」である。