蜜の海に沈めば

大きい、大きすぎる独り言

もう「親知る」

「エロい」と「やらしい」という言葉に

年甲斐もなく今更、抵抗感が出てきたので

「エロしい」と言うことにしました。

蜜海ぷりゃはです。

 

先日、親知らずを抜きました。

もう、「親知る」です。

「親知られ」でしょうか。

 

親知らずは、英語でwisdom tooth

中国語で智歯と言うそうで

どちらも「物事の分別がつく頃に生えてくる歯」

という意味が込められているようです。

現に25歳くらいまでに生えることが多く

確かにその頃までには、

分別はついていてほしいものではあります。

 

「親知らず」

という字面だけ見ると

日本語だけがなんだか

よそよそしいというか、

乱暴というか

無粋というか

まさしく「日本らしい」印象を受けますが、

考えようによっては

「親が知らぬ間に、こんなに成長していたんだなぁ」

という、なんだかしみじみした

これまた日本らしい、ノスタルジックな印象もありますよね。

ないですか。すみません。

 

それはさておき

私の場合は上顎だったので、

抜くときに安定するため

痛みも少なく、抜きやすいようでした。

抜き方は、現代に於いてもなかなかにアナログで

麻酔を注射したあとは、専用のペンチで

歯茎をえぐりこじ開けながら歯を掴み、

あとは力任せに捻り引き抜く、という感じなのでした。

 

アナログだとは言ったものの、

麻酔はかなり先進的で、

ピストル型の器具を用い、

半オートマティック且つかなり細い針で注射するため、

刺入痛もほぼない。

「ちょっとチクッとします」と言われ、

いつくるのだろう…とドキドキ待ち受けていたら、

ぽわ~ん、と麻酔の感覚が現れ始めたので、

結局いつ刺したのかわからないほどでした。

 

私は男性の先生に抜いて頂いたのですが、

施術されているときに

なんだか若干、前のめりになりながら

「ふんっ・・・んっ・・・!」

と吐息も漏らしながら、口の中を弄くられているので

なんだか犯されている気分になってきてしまい

更に「犯されている気分になっている」自分に

笑いそうになってしまい

それに必死に耐えていると

「もう抜けました。」

と告げられました。

一方的に弄くられ、抜かれ、突き放される感じも

最後まで犯されている気分でした。

 

何はともあれ、今後は歯の手入れが楽になりそうで

一安心しております。

痛み止めは念のために

食後に1錠、寝る前に1錠飲みましたが

今のところ我慢できないほど痛いことはないです。

ただ食事の時に少し痛むのですが

頬肉と抜いたあとの穴が擦れて痛いという感じです。

私の場合は側面から生えてきたので、

多くないケースだとは思います。

 

というわけで今日は消毒だけしてもらいます。

親知らずは早めに抜いたほうが色々と好都合だそうで

悩んでいる方はお早めにどうぞ。

蜜海ぷりゃはでした。